2007年11月1日木曜日

オンライン申請で電子定款による「合同会社設立登記申請」を実行

※ご注意 (2011-12-02追記)※
このエントリーの情報は、当時存在した「法務省オンライン申請システム」に基づく情報です。
「登記・供託オンライン申請システム」に基づく情報ではありません。



準備が整ったところで、手間はかかるが難しくは無いオンライン申請手続きを開始。

ICカードリーダをパソコンに接続し、カードリーダの説明書に従って付属のドライバをインストール。

住基カード+電子証明書と共に受け取った説明書等を参考に利用者クライアントソフトVer1(現時点ではVer2以降は非対応*)をインストール、起動し、住基カードをカードリーダに差込み、都道府県知事の自己署名証明書を登録(インストール)。

AdobeAcrobat(Readerではない)をインストール。

ここから、商業法人オンライン登記申請について*のオンライン登記申請手続【本人申請の場合】*に従って進める。

事前準備は、(ステップ1~4)を指示通り、(PDF署名プラグインのインストール)をインストールガイド・操作ガイド*に従ってインストールし、初期設定(電子署名の方法をSignedPDFに変更するだけ)。

*でオンライン申請のユーザ登録をする。③以降はちょっと先になる。

定款ファイルをワープロソフトで開き、文章の日付部を今日の日付にし、AdobePDFプリンターで印刷実行。
定款のPDFファイルができたので、それをAcrobatで開き、PDF署名プラグインの操作ガイド*に従って公的個人認証ICカードを使った電子署名をし、電子署名付PDFを保存。この直後、「この製品では、検証はできません」というエラーメッセージが表示されるが、操作ガイドに書いてあるとおり問題なし。この電子署名付PDFを開いても(印)という画像が追加されてるだけのようだが、これも操作ガイドに書いてあるとおり問題なし。これで、定款の電子署名付PDF化を完了。
ちなみに、住基カード+電子証明書の発行時に実印など、印鑑の印影は登録していない。一方、この電子署名が実印+印鑑証明書の代替となるのだろうから、住基カードと各パスワードは厳重保管。

本店所在地及び資本金決定書を定款と同様の手順で文章作成・PDF化・電子署名付PDF化した。法務省のサイト*の合同会社設立登記申請書*代表社員,本店所在地及び資本金決定書ホボそのままの書式で作ったが、代表社員の就任承諾書を省くために定款で代表社員を決めておいたので、「代表社員,」を除いて、本店所在地及び資本金決定書を作成。

私個人の普通預金口座へ資本金を私名義(ドクジアユム)で銀行振込。振替はダメ。
定款に記載のとおり、独自歩の出資の価額10万円を振込した。

通帳記入をし、表紙、裏表紙、振込みを示すページの計3面をA4の紙にコンビニでコピー。
通帳の枠線等は色が薄いので、濃度を高に設定した。

法務省のサイト*の合同会社設立登記申請書*払込みがあったことを証する書面(証明書)ホボそのままの書式で作成し、紙に印刷、合同会社の代表社員之印として届ける予定の印鑑を押した。この証明書と通帳のコピー3枚をホッチキスで2箇所綴じて冊子にし、各ページのつなぎ目に同じ印鑑で契印を押した。

ここで③④を行う。登記申請書作成ソフトウェア*をインストール・起動し、商業登記申請書を[新規作成]=>合同会社設立登記申請書(登記申請書(会社用))をテキトウに保存フォルダを作成・指定して[開く]。法務省のサイト*の合同会社設立登記申請書*を参考にした。「登記すべき事項」は、

「商号」合同会社おひとり
「本店」大阪府ヤマト市本町1丁目1番1号
「公告をする方法」
電子公告の方法により行う。
http://○○○.com/company/denshikoukoku.html
ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合、官報に掲載する方法により行う。
「目的」
1 情報通信、情報処理および情報提供のサービス並びに放送
2 不動産の売買、賃貸借、仲介および管理
3 前各号に附帯関連する一切の事業
「資本金の額」金10万円
「社員に関する事項」
「資格」業務執行社員
「氏名」独自歩
「社員に関する事項」
「資格」代表社員
「住所」大阪府ヤマト市本町1丁目1番1号
「氏名」独自歩
「登記記録に関する事項」設立

としたらよい模様。半角文字は利用不可。
(私は誤って業務執行社員の欄を省略して提出してしまった為、後に補正。)
「添付書類」は

定款
本店所在地及び資本金決定書
払込みがあったことを証する書面(持参)

とした。「印鑑届出の有無」は「有(必要)」とした。
[チェック]で、利用不可の文字(例えば半角文字)がないか確認し、[一時保存]。

⑤~⑩を行う。オンライン申請システムにログイン*=>[不動産・商業登記申請]=>[ファイル読み込み]で先ほど作成した合同会社設立登記申請書を選択=>[添付書類]で電子署名付PDFである定款・本店所在地及び資本金決定書をそれぞれ[追加]=>[戻る]=>[納付情報]でシメイがドクジアユム、資本金10万円なので登録免許税は60000円となっているのを確認・[確定]=>[デジタル署名]で合同会社設立登記申請書に電子署名をつける=>[作成終了](作成完了の意味で)=>[送信実行]で少々時間まち=>[申請確定]でエラーがでなければ登記申請書の提出は完了。
到達確認表は要らなさそうだけど、一応保存。

⑫⑬を行う。オンライン申請システムにログイン*=>[処理状況確認]=>申請番号空欄で[表示] とたどれば、先ほどの申請について照会できる。納付情報[表示]で電子納付に必要な情報を表示し、印刷。
「申請番号」は表示のとおり。私の場合は、申請直後にコメントがあって、そこに「受付番号」が書いてあった。

ATMが印刷する紙が欲しかったのでATMで納付することにした。
電子納付に必要な情報を印刷した紙を持ってPayEasy*対応の銀行ATMへ向かい、登録免許税6万円を現金で納付。ATM画面でPayEasyを選択し、印刷した情報(桁数多い番号)を入力し終えると、確認画面で私の名前が出たので、正しいなと安心して現金投入、納付完了。

払込みがあったことを証する書面を持参としたので、添付書面追完様式*を取ってきて、

オンライン添付書面送付書
大阪法務局○○ 御中
商号(名称) 合同会社おひとり
本店(事務所)
大阪府ヤマト市本町1丁目1番1号
申請人等 資 格 代表社員
   氏 名 独自歩 (代表社員之印)
申請番号 XXXXXXXXXXXXXXXXXX
受付番号 商業-第YYYYYYY号

添付書面の内容
払込みがあったことを証する書面 1通
以上

という内容を作って、印刷して、ホッチキスで1箇所左上角を、払込みがあったことを証する書面(4枚綴り)と一緒に綴じた。
市役所で私個人の印鑑証明を取って、オンライン添付書面送付書・私の実印・代表社員之印を持って法務局へ行き、印鑑届書*用紙を入手・記入し、「オンライン申請で設立登記申請をしたものですが、持参することとした添付書類を提出する窓口はこちらでしょうか?」といった具合でたずねて、

オンライン添付書面送付書
個人の印鑑証明
印鑑届書

を提出した。
(私の場合はこの時に早速「業務執行社員」の項目について補正を受け、訂正。3分ぐらい。)
でもって、これで添付書類を含めた登記申請書の提出完了。

||翌日||
⑭にあるコメントが更新され、登記完了とのこと。
⑮にある手続終了が表示された。

4 件のコメント:

renakari-mama さんのコメント...

すごく参考になりました。
公的個人認証のクライアントソフトの入れ忘れで、署名出来ずにいたところ、ここにたどり着き解決いたしました。
本当に有り難いページです!
ありがとう♪

独自歩 さんのコメント...

コメントありがとうございました。
4年近くたって情報古いのですが…
参考になったみたいで嬉しいです。

手続きの"準備"が相変わらず面倒みたいですね。

nomu さんのコメント...

本日、LLCの電子申請登記が完了しました。
大変参考になりました、心より感謝します。
しかし法務省の申請ソフトの使い勝手は悪く、何度も問い合わせの電話を地方法務局と法務省サポートにしました。
私がソフトの操作でつまずきました点は、「登記すべき事項」の別紙添付の欄の「全角」文字でエラーが出てしまい三時間ほど補正で費やしました。ATOKを使用していますが「英数全角」て゛()を打ち込みますとエラーとなりました。「全角英数」でクリアできました。
コツは、短文で逐一申請ソフトの「チェック」機能で入力状況を確認しつつ打ち込むことのようです。法務省のサポートのお姉様のアドバイスにより無事完了しました。
後続の方達はご注意ください。

独自歩 さんのコメント...

アドバイス付きのコメントありがとうございます。
登記手続きおつかれさまです。

「法務省オンライン申請システム」から、
「登記・供託オンライン申請システム」というシステムに移行しているのですね(今知りました)。古い情報で混乱を招いた部分もありそうです、すみません。。